学校英語に未来は無い

本日は中学校の英語教育になぜ未来が無いのか、その理由をご案内します。

 

英語の習得

 

英語という道具の使い方を習得することは簡単ではありません。道具はその名称や種類を知っているだけでは不十分で、使いこなせなければ意味を持たないからです。実際に使いこなせるレベルに達するためには「正しい学び方」がとても大切になります。

 

2つの要素をバランスよく

 

正しい学び方とは、「バランスの取れた学び方」です。何かが多すぎてもダメ、少なすぎてもダメ、必要な技術をバランス良く調合することで効率よく学ぶ方法です。

英語習得において私が考えるバランスの構成要素は以下の2つになります。

1、フレーズ練習(暗記)
2、仕組みの理解(文法)

この二つは、言語を効率よく学ぶためには切っても切り離せない関係にあります。

1のフレーズ練習(暗記)とは、教科書のフレーズをひたすら暗記することです。2の仕組み理解(文法)とは、フレーズの仕組みをきちんと文法的に理解することです。

英語学習の際にはこの2つをバランス良く学ぶことが必要不可欠で、どちらかにバランスがかたよってしまうと様々な問題が生まれます。

 

2にかたよったレッスン

 

2の仕組みの練習(文法)にかたよったレッスンの問題は、「勇気がつかない」ことです。

センテンスの構造や理屈には強くなりますが、実際に外国人の前に立つと言葉が出てきません。

これは、英語がスポーツのように繰り返しの実技練習が必要な科目であるにも関わらず、実技の練習が全く足りていない証拠です。日々、くり返しくり返し英語を口に出して練習していれば、そうなることはないはずです。

残念ながら多くの中学校の英語の授業はこの2にかたよったタイプの授業におちいってしまうため、なかなか実際の場面で英語を話す「勇気」が湧いてこないのです。

 

かたよってしまう原因

 

なぜ学校英語が仕組みの理解(文法)に多くの時間を割いてしまうのか、その原因は、

①採点がしやすい
②先生が英語を話せない

ことにあります。

先ずは①に関してですが、文法は〇か×でさばけるので採点が非常に楽です。先生の業務時間を圧倒的に短縮することができます。

英語を身に着けるための通過点に存在する定期テストというものが、英語を身に着けるためではなく、先生の業務時間を短縮するために存在しているとすればそれは本当に悲しい現状です。

②ですが、これも深刻な問題です。私は日々、中間テストや期末テストの問題を多く拝見しています。長年問題を見ているとあることがわかるようになります。

それは、この問題を作った先生が実際に英語を話せるかどうかです。もし、実際に苦労して英語を身に着けた先生であれば、絶対にこんな無駄な問題を作らないだろう、ということです。

これは、「あなたの先生は大丈夫?」でも書きましたが、まるで泳げない先生が水泳を教えているような状態ですので何とも悲しい現状です。

学校のテストが大事でないとは言いませんが、もし英語を学ぶ目的が「コミュニケーション」であるのであれば、学校のテストではあまりにも欠けているものが多いということは是非、頭の片隅に置いておいてください。