30万円をどぶに捨てた男の子

本日の内容は私が以前とある英会話スクールで働いていた時の実話です。

 

3人の男の子たち

 

そのクラスは小学生の男の子3人(2年生、4年生、5年生)という編成でした。私はある外国人講師の後任としてそのクラスを引き継ぐことになりました。

3人はその先生のレッスンをある教科書を使って2年間受けて来たとのことでした。

 

衝撃で手が震える

 

彼らとの初レッスンの日、私は彼らのレベルチェックを行いました。過去2年の成果がどれくらいあるかを確認したのです。

私が衝撃を受けたのはページをめくる手が3ページ目くらいに差し掛かった時でした。

「ほ、ほとんど覚えてない・・・」

そして

「何も理解していない。」

単語はおろか、ましてや文法となると何もわかっていませんでした。衝撃で手が震えたのを今でもはっきり覚えています。

 

80%の単語が消失

 

先ずは単語です。彼らが2年間で触れてきた単語数はおそらく150~200語程度。過去にさかのぼればさかのぼる程その定着率は下がっていきました。

2か月前くらいのものは4割程度覚えていますが、2年前のものになると1~2%という感じでした。平均すると良くて20%くらいの定着率でしょうか。つまり約80%を忘れてしまったことになります。

 

文法力は0

 

続いて文法ですが、文法をルールとして覚えている子は残念ながら一人もいませんでした。Be動詞と一般動詞、過去や未来の概念を掴んでいないのです。

ルールや法則という概念が頭の中に無いわけですから、それを使いこなすことなどできるはずがありませんよね。

 

退屈な丸暗記を2年間

 

彼らが過去2年間でやってきたことは、教科書の丸暗記でした。好きでも無く、興味があるわけでもない会話文をただひたすら繰り返し暗記してきたのです。

好奇心に対する紐づけが一切なされず、機械的にインプットされた情報ですから、あっと言う間に脳の外に出て行ってしまったわけです。

 

月謝¥13,000 X 24カ月 = ¥312,000

 

彼らの授業料は一人当たり¥13,000/月でした。2年間で30万円以上も費やしてきたのに、身に着いたのはたったの20%でした。これではまるで約30万円をどぶに捨てたようなものだと言われても仕方ない状況です。

教科書の丸暗記とはそれくらい恐ろしいことなのです。

 

チェックしてみてください

 

もし既にお子様に英語を学ばせているようでしたら、是非以下のポイントをチェックしてみて下さい。

1、1年前に学んだ単語を覚えているか
2、Be動詞と一般動詞の使い方ぐらいは整理できているか

あなたのお子様が授業料をどぶに捨てることのないよう、しっかり目を光らせてあげて下さいね。