火が付かなければ止めさせる

私の経験上、子供英会話の90%は無駄に終わってしまいます。折角学んだ内容を跡形も無く忘れてしまうのです。

ただし、しっかり興味に火をつけることができれば、残りの10%組、つまり英語を形あるスキルとして残してあげることができます。

 

火が付かないとなぜ忘れる?

 

人は興味の無いものは忘れてしまいます。これは大人でも子供でも一緒です。

例えばお子様に、「今日から毎朝新聞を読みなさい。」と言ったとして、みるみる知識や情報を吸収するでしょうか。

または、「今日からお料理教室に通いなさい。」と言って、みるみるお料理が上手くなるでしょうか。

これは、私たち大人が、まったく興味の無い分野(例えば法律や化学等)を学ぼうとすることと似ています。

興味が無いものはなかなか吸収できませんし、無理やり吸収させてもきれいさっぱり忘れてしまうのです。

そろばんや水泳ですとお子様の興味を尊重している親御様が多いですが、英語となると子供の興味が置き去りにされたまま継続させられているケースをよく見かけます。

 

火が付くとはどういう状態?

 

基準1:「お母さん、聞いて!」
興味があるものを学んだお子様は皆これがあります。言えるようになったもの、読めるようになったもの、歌えるようになったものを聞いて欲しいという感覚を持つのです。特に子供の場合、重要なサインになります。

基準2:「あれ、なんて読むんだろう?」
街を歩いている時、テレビを見ている時等、様々な場面でこう聞いてくるようになります。英語には何か情報があると感じているため、目に入ってくる英単語に対して知識欲レーダーが敏感に反応します。

 

火をつけるためにはどうすれば良い?

 

英語で何を言ってみたいのか、読んでみたいのか、歌ってみたいのか、をしっかり探りましょう。

旅先、絵本、歌、ゲームなどを使って、先ずは検証を繰り返しましょう。どのお子様にも興味がある分野があると思いますので、そこをフックにしてひっかけてあげるといいですね。

お子様が興味を示しているように見えたら、そこを突破口にアプローチしていきます。「英語って何か楽しいね。」と言ってくれたら成功ですね。

ただしここで重要なのが、単なる刺激物としての「楽しい」は失敗する可能性があります。例えばゲームや歌をただただアクティビティーとして楽しむような状況です。

英語はあくまでも言語ですので、その言語的特徴つまり「知識や情報を得る喜び」に結び付いていない場合は、刺激がなくなったとたん興味が失せてしまいます。

 

火をつけずに続けさせるとどうなる?

 

私のスクールにも時々、「5年間グループレッスンで学んできた。」というようなお子様がやってきます。そんな子の中には、ほとんど何もしゃべれず、アルファベットが少し読めるだけ、というお子様もいらっしゃいます。

ご本人の興味に火が付かない状態で高い授業料を払い続けた結末がこれでは、泣くに泣けませんね。

お子様の興味をしっかり見極め上手く火をつけてあげて下さいね。もし上手く火が付かない場合は勇気を持って一度止めさせるのも大切になります。